TECHNOLOGY技術情報
パルス電源とは
通常の電源のように電力を供給し続けるのではなく、必要なタイミングで出力のON/OFFを行い、瞬間的に大きなエネルギーを供給したり、発熱を抑えることができる電源のことです。
パルス電源の製品一覧はこちらパルス電源の特徴1「瞬間的なパワー」
パルス電源の特徴2「高速立上り・高速繰り返し」
車が最高速度に達するまで時間がかかるのと同様、電源も出力の上限値に達するまでには時間がかかります。
しかし、パルス電源ではマイクロ秒(100万分の1秒)からナノ秒(10億分の1秒)という非常に短い時間で上限に到達できます。また、その出力を高速に繰り返す事も可能です。
パルス電源の特徴3「発熱を抑える」
パルス電源の用途
「プラズマの発生」高い出力電圧を必要とするプラズマ発生用の電源として最適です。
繰り返し周波数やパルス幅を変更することで、プラズマに供給するパワーをコントロールすることができ、液体中のプラズマ発生など高密度なエネルギーを必要とする場合にも使用できます。
プラズマを生成するためには、ガス中で電子をガスの電離エネルギー以上に電界で加速し、放電させる必要があります。
パルス電源であれば、直流電源に比べ比較的容易に出力電圧を高めることができプラズマ発生を簡単にします。
【電離エネルギー】
原子などから電子を取り去って、イオン化するためのエネルギー